10月22日
本日の要約
Instituto Português de Relojoariaが主催するリスボンのヴィンテージウォッチフェア「Tempo Passado」が、11月28日にLisboa Jupiter Hotelで第5回を開催する。 プレスリリースは10月21日に発表され、出店者の申し込みが始まっている。
パリでは10月初めに、Buchererが運営するRolexブティックがサントノレ通りに開店した。フロアの一つには、ブランドが認定した中古時計のスペースがある。新作では、Tissotが手巻きで、懐中時計にも転用できるPRX Skeleton Damian Lillard Special Editionを発表した。
Tempo Passado、11月28日にリスボンで開催

リスボンのヴィンテージウォッチフェア「Tempo Passado」は、11月28日(土)10時から18時まで、アヴェニーダ・ダ・レプブリカ46番地のLisboa Jupiter Hotelで第5回を開催する。主催するInstituto Português de Relojoariaは10月21日にプレスリリースを発表した。
フェアは企業と個人のどちらにも開かれ、アンティーク時計、部品や交換用パーツ、工具など、時計に関わる品々の売買を目的とする。出店者はIPRのウェブサイトで申し込み、来場者用のチケットも同サイトで販売している。
修復家やコレクターにとって、この種のフェアは部品の市場でもある。製造が終わったキャリバー用の針、リュウズ、純正パーツが一つあるかどうかで、古い時計が正しい部品で再び動くかどうかが決まる。
詳しくは主催者の公式サイトへ。
IsotopeとDirenzo、40本限定のGMTを共作

2016年にポルトガル人のJosé Mirandaと妻Joanaが創業した独立ブランドIsotopeは10月21日、独立ブランドDirenzoとのコラボレーション「DRZ 08 Cosmonaire Isotope × Direnzo」を発表した。限定40本。Direnzoによれば、構想は3年前のJosé Mirandaとの会話から生まれた。
DRZ 08 CosmonaireはDirenzo初のGMTウォッチである。316Lステンレススチールのケースには800HVの耐傷コーティングを施し、直径39mm、ラグからラグまで46mm、厚さ10mm。楕円形のベゼル、ねじ込み式のリュウズと裏蓋を備え、10気圧防水。Isotope版はグレーの文字盤、白のSuper-LumiNova、熱処理によるブルースチール針が特徴だ。
ムーブメントはSellita SW-330-2のエラボレ・グレードで、パワーリザーブは54時間、耐震装置はIncabloc。GMTでは4本目の針が24時間で文字盤を1周し、第2時間帯の時刻を示すため、旅行者は自国の時刻を見失わずに済む。
フラットなサファイアクリスタルの下でわずかに凹んだ文字盤には、アプライドインデックス、Super-LumiNovaを充填した彫りのリング、光沢のあるラッカーの下にレーザー彫刻したバスケット織り模様を配している。
発売は11月21日15時(中央ヨーロッパ時間)、納品は2027年1月中旬の予定。限定モデルの価格は先行販売で1,350スイスフラン、その後は1,400スイスフラン。
詳しくはブランドの公式サイトへ。
Bucherer、パリに認定中古時計のスペースを備えたRolexブティックを開店

Buchererは10月初め、パリのサントノレ通り283番地、ロワイヤル通りとの角にRolexの専門ブティックを開いた。2フロアで計363㎡、1階が187㎡、2階が176㎡である。
2階には、ブランド自身が認定する中古時計のプログラム「Rolex Certified Pre-Owned」のエリアがある。Montres-de-luxe.comによれば、対象となるのは製造から2年以上の時計で、Rolexの工房でオリジナルの仕様を確認し、部品の真正性を検証する。その後、専用のシールと2年間の国際保証が付く。
Buchererは1924年からRolexの正規販売店であり、2023年に発表された買収以来Rolexの傘下にあるが、独自のアイデンティティと運営上の自主性を保っている。パリでは2013年からカピュシーヌ大通りに店舗を構える。WatchProによれば、Rolexのフランス国内の正規販売拠点は約50カ所で、そのうち21カ所がパリにある。
店舗は以前Canada Gooseが入っていた建物にある。内装には床、柱、壁にトラバーチンを用い、無垢のアメリカンウォールナット、大理石、金属を組み合わせた。2つのフロアはティノス島産の緑色大理石の階段で結ばれている。
詳しくは販売店の公式サイトへ。
Tissot、Damian Lillardのためにスケルトン仕様のPRXを懐中時計に

Tissotは10月21日、バスケットボール選手Damian Lillardに捧げたPRX Skeleton Damian Lillard Special Edition(Ref. T137.405.17.371.00)を発表した。発表はPortland Trail BlazersのPhoenix Suns戦、シーズン開幕戦と同じ日に行われた。
スチール製のPRXケースは直径44mm、厚さ11.2mmで、サファイアクリスタルの風防とケースバックを備え、100m防水。ブランドによれば、スケルトン仕様の手巻きムーブメントのパワーリザーブは52時間。ボルドー系の色調の透かし文字盤からはブリッジが見え、9時位置のスモールセコンドの針は選手のモノグラムをかたどっている。
特徴は付属のコンバージョンキットで、ケースを懐中時計として使うことができ、レザーポーチとチェーンも付く。Monochromeによれば、キャリバーは懐中時計用に設計された旧UnitasのETA 6497がベースだ。そのため懐中時計への転用はムーブメントの出自に沿ったもので、44mmというケースサイズの理由の一つにもなっている。
ラバーストラップとレザーストラップも付属し、どちらもボルドー色。Monochromeによれば、欧州での価格は1,895ユーロ。
詳しくはブランドの公式サイトへ。
注目すべき点
ブランド自身が認定する中古時計が、店舗の中で物理的な場所を広げている。パリでは、Buchererの新しいRolexブティックが2階にそのためのエリアを設けた。WatchProによれば、Audemars Piguetも10月末までに独自のプログラムを発表する見込みだが、ブランドは日付を確認していない。各メゾンがこうした時計をどう認定し、保証し、価格を付けるかは、これまで独立系ディーラーとオークションハウスが主役を担ってきた二次流通市場に影響を与えるだろう。
リスボンのTempo Passadoは、その市場のもう一つの側面を示す。コレクター、時計師、ディーラーの間の直接の売買であり、時計の隣には部品や工具が並ぶ。
新作では、ニッチな限定品に多い懐中時計への転用が、PRXのような広く流通するコレクションにも取り入れられることをTissotが示した。




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